三峰岳を越えて間ノ岳へ

三峰岳(南アルプス)
2007.08.19
三峰岳を越えて間ノ岳へ
三峰岳は、仙丈ヶ岳、間ノ岳、塩見岳方面からの3つの尾根がぶつかる2999mのピークだ。間ノ岳から降りてくる場合は小さな突起くらいに思えるかも知れないが、熊野平小屋から間ノ岳へ向かう場合の威圧感はかなりのもので、稜線上に立ちはだかる意地悪な障害物といった感じだ。
遠目にこの尖がりピークを見たときは当然巻き道があるだろうと思ったのだが、登山道は残念ながらピークを踏むようにつけられていた。
見た目通りの、なかなか緊張を強いられる道だが、先頭を行くA嬢は頼もしい足取りでスタスタと登って行く。
(yama)

竜尾見晴らしより:中央アルプスの山並み

竜尾見晴らしより中央アルプスの山並み
2007.08.19
竜尾見晴らしにて:中央アルプスの山並み
雪投沢※に張ったテントを撤収し、日の出と共に清清しい景色を堪能しながら塩見岳から間ノ岳へ続く稜線を北へ向かう。しばらくは他の登山者には出会わず、すばらしい展望を独占している気分だ。
西の方を見れば、足元のハイマツのグリーンから深い谷を経て、鮮やかなブルーの中央アルプスの山並みまで、見事なグラデーションが続いている。
南アルプスと中央アルプスは、お互いの姿を見ながら進むことができる、兄弟のようだ。
※現在雪投沢は幕営禁止とのことだが、塩見小屋の人から今回は仕方ないということで許可してもらった。
(yama)

塩見岳山頂直下にて:紫の花

チシマギキョウとイブキジャコウソウ
2007.08.18
塩見岳:西峰直下にて
チシマギキョウ(千島桔梗)キキョウ科ホタルブクロ属
イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)シソ科イブキジャコウソウ属
岩をよじ登る急登を終え、もう山頂というとき、ふと斜面を見ると一体が青紫色になっていた。
よく見ると青紫やピンクの花が咲き乱れていた。
険しい岩肌ほど花の美しさを引き立てるらしい。
(yama)

塩見岳:塩見小屋から塩見岳西峰

塩見岳(南アルプス)2007.08.18
塩見岳(南アルプス):岩々の斜面を登る
三伏峠から塩見岳-間ノ岳-北岳へと向かう2泊3日の縦走の一日目。
塩見小屋を後にして塩見岳の西峰に向かうと、ハイマツが次第に減って岩が露出し、「険しい山」の様相を呈してくる。
上方はガスっていて、行く手の峰は霞んで遠く感じる。
右側は落ちたらヤバそうな急斜面が続くため、ザックが岩角に触れてフラれそうにならないよう注意しながら登る。
(yama)